2017年前期、有村架純さん主演でNHK総合で放送された朝ドラ「ひよっこ」。
「ひよっこ」をあらためてイッキ見したい方向けに無料お試し期間のあるお得情報と合わせてまとめます。
ひよっこの魅力的なキャストと見どころも紹介。
まだひよっこを見たことがない。もう一度見たい、というあなたは要チェックです。
NHK朝ドラひよっこを動画配信で全話イッキ見!
NHK連続テレビ小説ひよっこ。有村架純さん主演で魅力たっぷりのキャストたちによって繰り広げられるあたたかい物語でした。
ひよっこは2020年の前半に再放送をしたので、しばらくは再放送の予定はありません。
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ひよっこってどんな話?ざっくりとあらすじ
「ひよっこ」は、茨城県北部の奥茨城村に生まれた谷田部みね子が、東京で失踪した父親の代わりに集団就職して二人の幼馴染とともに上京し、家族を支えながら、そこで出会う人々とともに明るく懸命に生きていく物語です。
時代は1960年代。高度成長期の日本。高校を卒業して働きに来る子供たちは「金の卵」と呼ばれました。
最初に就職したのは東京墨田区の向島電機。みね子たちと同じように東北地方各地から来て働く仲間たちと出会います。賃金は低くて、家族のために仕送りしたら手元にはほとんどお金が残らない。
そんな日々ですけど、工場の寮、乙女寮の寮監愛子さんや先輩たち、同期の仲間たちとともに案外楽しくやっていけるようになっていきます。
でも、オリンピック不況で、最初に努めた会社が倒産してしまい、寮を出ることになり。途方に暮れるみね子を助けてくれたのは、父が以前ポークカツサンドのお土産を持ってきてくれた赤坂の洋食屋「すずふり亭」の人々。裏にあるアパートに住み、洋食屋で働き始めます。
ここでは初めて恋をしたり、別れを経験したり…。
東京にしっかりと根を張って生きるみね子やその友達、仲間たちの姿を、心から応援したくなるドラマなのです
ひよっこのキャスト【個性的で魅力的♪】
ひよっこのキャストは、とにかくみな個性的で魅力たっぷり。主な人たちを紹介しますね。一人一人についてのエピソードもちょっぴりお話しします。
奥茨城の人々
奥茨城で、みね子を取り巻く人たちです。(奥茨城は、架空の地名。)
谷田部みね子(有村架純)
ひよっこの主人公。長女らしく明るくて芯が強い性格です。
奥茨城村で生まれ育ち、高校卒業後は家業の農業を手伝う予定が、東京に出稼ぎに行った父、実が行方不明になったことをきっかけに上京を決意。
担任の田神先生に、卒業ギリギリで紹介してもらった東京墨田区の向島電機に就職します。
ぶきっちょなので、向島電機ではラインの配線作業がうまくいかず何回も失敗。最初は落ち込みまくりますが、周りの仲間や先輩、寮監の愛子さんからの励ましで少しずつ上達して成長していきます。
向島電機倒産後は、赤坂の洋食屋、すずふり亭のホール係として働き始めます。
みね子は奥茨城にいたころは、かおがぽっちゃり丸くて髪型ももっさりしていて、どこにでもいる田舎の子という感じでした。東京に出てすずふり亭で働くようになってからは、ポニーテールにイメチェン。ほっそりと痩せて、すっかりあか抜けてしまいます。
奥茨城時代もかわいかったですけどね笑
谷田部実(沢村一樹)
みね子の父親。優しいお父さん。東京に出稼ぎに行っていて、時折帰ってくるのを子供たちはすごく楽しみにしたのに、ある日突然失踪してしまいます。
みね子は東京で父を探して回りますが、なかなか見つからず…。偶然すずふり亭に訪れた女優川本世津子がきっかけとなり、とうとう再会します。
でも、記憶をすべて失っていて、みね子の事も全くわからない状態。それでも、父親として夫として、奥茨城で生きていく決意をします。
みね子との再会シーン。(102話)
「ねえ、みね子だよ、おとうちゃん。(…中略)おぼえてないなんて、言わねぇで…」と涙を流しながら言うみね子の姿に私も号泣。
おとうちゃんは、申し訳ないような顔をしながら、ポカンとしているのがまた悲しかった。
谷田部美代子(木村佳乃)
みね子の母親。明るくてちょっと抜けてて、家族思いの良いお母さんです。
いつも笑顔で天真爛漫なおかあちゃんが、夫を探しに上京したときに警察署で「いばら”き”です。いばらぎじゃなくて、いばらきです。谷田部実といいます。わたしは出稼ぎ労働者を一人探してくれと頼んでるんではありません」と涙ながらに毅然と訴えるシーンは、グッときました…。
記憶をなくしたお父ちゃんが帰ってきて、「もう一度、好きになった」と言われたときには、本当に良かったね、おかあちゃん(泣)という気持ちに。
時子の母、君子とは幼馴染。三男の母きよとともに、家で女子会をしては3人で泣いているシーンがよく登場します。この3人が集まるとまあ、笑えるし泣けるし、見てる側にとっては楽しみだったりしました。
谷田部茂(古谷一行)
みねこのおじいちゃん。畑や田んぼに出て農作業をもくもくとする真面目な人柄です。普段はあまりしゃべらないけど、いざというときには話を聞いてくれます。
みね子が上京する時には、こっそりと1万円くれるんです。(1万円って大金ですよ当時。)
みね子はこの1万円を大事に大事にしまっておきます。
朝ドラに出てくるおじいちゃんってなんでこんなにあたたかくて優しいんだろう…。花子とアンといい、あさが来たといい…
小祝宗男(峯田和伸)
みね子のおじさん。ナレーションで「朝ドラには変なおじさんがよく出てきますねぇ」と言われてしまう通り、本当に変なおじさんです。変なヘルメットをかぶり、バイクに乗って、変な様子で(笑)谷田部家にやってきます。
でも、いつも笑顔でビートルズを愛するピュアな人柄。
戦争で激戦と言われたインパール作戦に参加。背中に大きな傷跡があります。その時のイギリス人との出会いによって、命が助かったことで、戦後は笑顔で生きよう、と決めたのだそう。
奥さんの滋子(しずちゃん)には頭が上がらなくて、いつもぶっ飛ばされているのがまたウケるのです。
確かにいつも笑っている変な人ではあるけれど、大事な時に面白そうな雰囲気を醸し出しつつ大事なことをちゃんと言ってくれる人でもあるんですよね。
銀杏BOYZの峯田さんの「もともとホントにそういう人なんじゃないの?」と思ってしまうような自然な振る舞いが良かったです。
角谷三男(泉澤祐希)
みね子の幼馴染。りんご農家の三男なので、東京に就職することを頭から決められていることに不満アリ。もう一人の幼馴染、時子にずーーーっと片想いをしています。
上京して勤めたのは、安倍米店。店主と娘の仲の悪さに巻き込まれつつも仕事は真面目。
米店の長女さおりの猛アタックに会い、困っている姿が面白いです。
みね子と時子と3人でたまに会うときの会話が遠慮がなくて本当に楽しそうで。幼馴染っていいなぁって思うのです。
長い片想いは実らなかったけど米子ちゃんと幸せに過ごしているようでよかったよかった。(完全に尻に敷かれてるけど)
助川時子(佐久間由衣)
みね子の幼馴染。スタイル抜群の美人、しっかり者。みね子と一緒に東京の向島電機に就職しながら、女優を目指してオーディションを受けます。
ドラマの端役や時代劇の町娘役などをしても、その長身が災いしてなかなか女優として認めてもらえない辛い日々。
でも、「ツイッギーそっくりコンテスト」でグランプリを取り、和泉真琴の名前で念願のデビューを果たします。
どの登場人物よりも飛びぬけてきれいな時子。しっかりしていて隙が無いように見えるけど実はいろんなことに悩んでるんですよね。
みね子との関係がすごくよかったです。
向島電機で出会う人々
みね子と時子が就職した、向島電機。仕事は大変で、賃金は安く、生活は楽じゃない。それでもみんな笑顔で、一緒に合唱をしたりして明るく生きてます。
東北各地から集まった乙女寮の面々は個性的過ぎて面白いです。
永井愛子(和久井映見)
向島電機の事務員で、乙女寮の寮監。おっちょこちょいだけど明るくて前向きな人。恋人を戦争で亡くした辛い過去も…。
就職したばかりのころは叱られてばかりでつらい経験をしているので、仕事がうまくいかないみね子を「いつかできるようになるよ」と励ましてくれる。まるでお姉さんみたいな人です。
向島電機が倒産した後は就職活動がうまくいかずに落ち込む日々を過ごします。
すずふり亭のコック、省吾に一目ぼれしてしまい、それを活力にまた元気を取り戻します。
愛子さんは本当に愛すべき人です。どんなときにも笑顔が絶えなくて。しゃべり方が独特なのがまた、面白いのです。和久井映見さんってこういう役が本当に似合うなぁと。
青天目(なばため) 澄子(松本穂香)
福島出身。中学卒業とともに上京して就職。みね子たちとは、上京する電車の中で知り合います。
父親が再婚して居場所がなくなってしまったのも就職した理由の一つらしいです。唯一心を許しているのはおばあちゃん。最初はホームシックにかかってました。
とにかく食いしん坊で、寮の食事が毎日毎日待ち遠しい。「うんめぇ~」といって食べる姿がかわいらしくてほほえましいのです。
最初は反発しあっていた豊子とは、いつの間にか親友に。一緒にハワイ旅行に行きます。
眼鏡をかけたマイペースのすみこ。実は、家からはお金の要求が来るし、家庭環境があまりよくないようす。でも打ち明け話をしても「本当に悩んでるのかな?」と感じてしまいます。結局割と前向きであっけらかんとしたところがあるような気がします笑
兼平 豊子(藤野涼子)
青森出身。中学卒業とともに上京して向島電機に就職。中学時代は、体育以外はオール5という優秀な成績だったのですが、家計を助けるために高校をあきらめて就職したという経緯があります。
だからこそ、最初は高校を出ているみね子たちに反発するのですが、本来は優しく面白い子であり次第に打ち解けていきます。
勉強熱心で、寮でもいつも勉強をしている印象。すみことは同い年なので、遠慮がなく言いたいことをずけずけ言い合うのが本当に面白かったです。
余談ですが、寮監の愛子さんとは、大河ドラマ「青天を衝け」で親子の役柄で出演しています。乙女寮つながりだ!とうれしくなってしまいました。
三男が就職先の安部米店で出会う人々
時子、みね子と離れて、三男は一人日本橋の安部米店に就職します。ここの親子がとにかくクセが強くて、三男はふりまわっされぱなし。
安部 善三(斉藤暁)
安部米店の店主。むすめのさおりとはとにかく仲が悪くて、いつも言い合い。。三男は米子と結婚させるために採用した、と三男に打ち明け、さらに三男を困らせます(笑)
パンは嫌いでご飯を食べていたのですが、ある日パン屋の奥さんを好きになってパン食にかわってました
安部さおり…本名は米子(伊藤沙莉)
安部米店のひとり娘。父親とはとことん仲が悪い。将来は安倍米店をパン屋にしようと思っていたりします。本名は米子なのですが、米屋の娘だから米子ってのが許せない!と、さおりと名乗っています。
三男の前では素直になれずにつっけんどんな態度をとってしまうんですが、実は三男に恋をしていて。休みの日に三男を尾行したり、時子にいじわるしたりと、なかなかかわいいです。
思いがかなって三男と無事結婚します。
三男とけんかをして「実家に帰らせて頂きます」と置手紙を残して、なぜか三男の奥茨城の実家に帰っったときは「なんでやねん!!笑」となりました。(ひよっこ2での話)
三男の実家は、母親のきよ、兄嫁の高子、それに加えて米子、と。濃いキャラの女性陣が集まってしまい、三男もお父さんもお兄さんも超困惑しているのにはウケました。
さおり(米子)はやることなすこと本当に笑えました。登場時間は短いんですけど恋の暴走っぷりがはんぱなくて、なにかやらかすのでは?といつも期待してしまいまして。
このドラマで伊藤沙莉さん、大好きになりました。
すずふり亭&あかね荘で出会う人々
お父ちゃんがお土産に買ってきた美味しいポークカツサンドが縁で、みね子が訪れるようになった洋食店。会社が倒産した後には、みね子を働かせてくれて、住まい(あかね荘)を紹介するなど、東京の家族のような人たちです。
牧野鈴子(宮本信子)
すずふり亭の店主。みね子の父がたまたま訪れたときに会話をし、その内容に感銘を受けます。それ以来親しくしていたという間柄。
失踪したことを聞いて心を痛め、何かとみね子の世話を焼いてくれます。
仕事の面ではやさしく厳しく、みね子にさまざまな事を教えてくれる、まるで東京のお母さんのような人です。
語り口がとにかくやわらか。丁寧な日本語ってこういう感じよね…と思います。
前田秀俊(磯村勇斗)
すずふり亭の見習いコック。一番下っ端ですが、まじめに料理に取り組む好青年。ヒデと呼ばれています。最初は、普通の従業員同士という雰囲気でしたが、いつしかみね子に恋をします。
みね子の最初の恋のお相手島谷とは仲が良くて、みね子と交際する時にはわざわざ佐賀に出向いて報告するなど律儀な面もあります。
交際が始まってからのラブラブな二人を見てると、こっちも思わずニヤニヤw
ひよっこ2では、「みね子さんと結婚して良かったー!」と叫ぶシーンがあり、かわいかったです。
このヒデは、笑顔がまぶしくて、とにかく優しくて…。島谷派か、ヒデ派かといったら、私は断然ヒデ派(笑)
ジャガイモの皮むきをしながらみね子たちと会話をしているシーンがとても好きでした。手元がきれいなんですよね。
島谷純一郎(竹内涼真)
佐賀の島谷製薬の御曹司。慶王ボーイのイケメン。(条件揃いすぎ)みね子の最初の恋のお相手です。
みね子と両想いになって交際をするのですが、実家の経営危機に伴って縁談が進められていると知ってなやみます。
家族とは縁を切って、みね子との暮らしを選ぶ、という話をすると、みね子に「家族を大事にしない人は嫌いです」と言われます。
別れのシーン(97話)で、涙を浮かべながら「ありがとう。すてきな人、好きになれてよかった」といって深々と頭を下げるシーン。思わず、後を追いそうになるみね子と涙。
切なすぎて、すっかりもらい泣きです。
みね子との恋は終わったけれど、ひよっこ2では佐賀で新しい生活を始め、すっかり立派になった姿が見られてよかったです。
立花富(白石加代子)
みね子が暮らす、あかね荘の大家さん。元は売れっ子芸者だったらしく、当時の恋人からゆずり受けたあかね荘を大事に守っています。
最初に登場したときは、その風貌をみてぎょっとしましたけど、おいしいお土産に目がないおしゃべり好きの楽しい人です。
昔の恋人のお葬式に凛とした喪服姿で行ったあとには洋装を着るようになります。その衣装がすごく個性的でおしゃれで、とっても良いのです。
ひよっこの登場人物は本当にみんな個性的でいい人で、一人も嫌いな登場人物がいませんでした。
全員紹介したいくらいですが、長くなりすぎたのでこのくらいにしておきます。
あえて一人、一番好きな登場人物をあげるなら、 安部米 ちゃんです。
伊藤沙莉さんもう、口調から何から、とにかく好き。出てくるだけで面白すぎました。
ナレーションは増田明美さん。あの名実況が聞ける
ひよっこのナレーションは、元マラソン選手の増田明美さん。増田さんと言えば、トリビアたっぷりのマラソン実況が有名ですよね。あの柔らかな声には癒されます。
ひよっこでは、この、ナレーションも話題になりました。
第1話でしょっぱな、
おはようございます。増田明美です。今日から半年間、声のおつきあいよろしくおねがいします
引用:連続テレビ小説 ひよっこ 第1話
と自己紹介をしてしまったんですからね。自分の名前自己紹介するナレーションってありました?斬新すぎます。
立ち位置としては、一緒に朝ドラを楽しんでいる一視聴者のような雰囲気の名ナレーションでした。
先ほども書いた、宗男おじさんの登場シーン(2話)
「朝ドラには変なおじさんがよく出てきますよね。なんででしょうね」。
あとは、ヒデとみね子がウキウキとダンスをしているシーン(149話)で言った
「あらあらあらあら、もう勝手にして、って感じですね」
というナレーションが、ものすごく印象に残ってます。
しかも、本人が体育教師役で出演しちゃうなど、なかなかの型破りっぷりでした。
最後に
ひよっこは管理人准凪が、朝ドラにはまったきっかけになった作品です。本放送のときには見ていなかったのですが、U-NEXTでNHKまるごと見放題パックを契約して、なんとなく目にして見始めたらすっかりとりこになってしまいました。
登場人物が本当に魅力的で、ひとりひとりが輝いていて、あたたかいドラマなんです。
まだひよっこを見たことがないなら、ぜひ見てください(←ゲキオシ)