花子とアンで大変な人気を誇った、木場朝市。花子の幼馴染で思いを寄せながらも、ずっと見守っている優しい子でした。
そんな朝市には名言がたくさんあるんです。今回は朝市の名言をまとめます。ネタバレありです。
朝市って実は名言が多いのだ
2021年1月から2話ずつ再放送中の花子とアン。私はすでにNHKオンデマンドで全話視聴済みですが、母がテレビで楽しそうに見てるのを夕ご飯を作りながら見てます。
そんな中、久しぶりに朝市の名言を聞いて、テンション上がってしまいました。
今日は、花子とアンで大人気だった朝市の名言をピックアップしてまとめることにします。
安東家の隣の農家の息子で、花子の小学校の同級生。子どもの頃から花子を思い続けている。花子が奉公に行くことになったとき、好きなだけ本が読みたいという花子の願いをかなえるため、花子を連れて夜中に教会に忍び込み、騒動を起こす。のちに地元の小学校教師となり、東京から帰った花子と再会する。朝市の花子への思いは再燃する。
引用:NHKドラマトピックス「花子とアン」主な出演者が決まりました!
一生懸命やるしかねえ
一生懸命やるしかねえ
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」36話
一生懸命やって勝つことの次にいいことは、
一生懸命やって負けることだ
このセリフが、朝市のベストオブ名言!なのでいちばん最初に。
花が家族に負担をかけて上の学校に行って好きな事をさせてもらって、期待に応えられる自信がないというと、自分も師範学校の試験に受かるかどうかはわからないけど、と前置きしてこの名言を朝市は言うんです。
「一生懸命やるしかねえ」と。
それを聞いている花のじんわりと感動した表情がまた良かった。
このセリフは、話が進んで東京に行くべきかどうか迷っている花にもう一度言うんですよ。
ふんじゃあ行けし。
一生懸命やって勝つことの次にいいことは、
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」65話
一生懸命やって負けることだ
花の妹ももに、「朝市さんの気持ち、こぴっとおねえやんに伝えて」と言われて、思い切って花に好きだと告げたかった朝市。
一番大切で、一番言いたいことをぐっとこらえて、花の夢を応援する姿に涙がこぼれました。
朝市、なんていいやつなんだ!!!と。
朝市はいつも、ドラマの中でも花の大事なところで背中を押すんですよね。
やってみる前にあきらめちゃだめだよなぁ、なんて、私もとても感動してしまった、花子とアンの中で最も好きなセリフです。
ちなみにこのセリフは、赤毛のアンの中でクイーン大学の奨学金が取れるかどうか?という局面で、アンが友達に言う言葉へのオマージュでは?と思います。
花にもその覚悟はあるだけ?
教師ってのは子供の人生を預かる、責任の重い仕事だって、おらは思ってる。
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」45話
花にも その覚悟はあるだけ?
花の生徒のたえさんが学校をやめると聞き、花は教会の図書室に連れ出します。遠くに行っても、想像の翼を広げて、いつでも帰ってきて、と伝えるのです。
でも、その間、たえがいなくなったことで先生や親たちの中で大騒ぎになってしまいます。やっとたえを見つけた帰りに、朝市が花に言った言葉です。
朝市がどんな思いで教師をやっているのか?というのがよくわかるし、花の今の気持ちを知っていての苦言でもあり…。かっこいいです。
安東先生を辞めさせないで下さい。
つらい時こそ夢をみる力が大切だから。
どうしてもゆんべ、あの本の部屋に連れていきたかっただと思います。おねげえします。 安東先生を辞めさせないで下さい。おねげえします!
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」45話
たえを連れ出して騒ぎを起こした責任を取って、花を辞めさせる、という話になりつつあるときに、朝市が校長先生に頭を下げて必死で訴えるのです。
ゆうべは花に苦言を言ったけれど、それでも、花の事を一番理解していてかばうセリフ。
花のことを好きだからかばう、というのではなくて、花の本当の思いを汲んで、同じ教師として辞めさせたくない、という思いがあったのでは?と思いました。
ちいさいころから花の事を思って、ずっと見てきた、一番の理解者だからこそ言える言葉でした。
決してわすれんさ
さいなら、安東先生。
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」66話
安東先生のことは、決して忘れんさ
はなのことは決してわすれんさ
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」6話
花が東京の出版社に行くために、甲府の小学校教師をやめることになり。最後の登校となった日、教室で生徒たちを送り出した後に、先生がたが集まってお別れを言いに来ます。
その時に、朝市は机の上に正座し「さいなら、安東先生」と言うんです。
これは、はなが子供のころ英和女学校に転校する時に、子供時代の朝市が発した言葉と行動そのもの。
本当は一緒にいたいし、本当は一緒に学校の先生として働きたい。いつかは花をお嫁さんにしたい、とまで思っていた朝市だけど、思い出とともに笑顔で送り出してくれるんですよね。
自分の思いよりも、花のことを本気で思いやって行動できるのは、子供のころから変わってないんだなとじわっと泣けたシーンです。
余談ですけど、子供時代の朝市を演じた里村洋(さとむらひろむ)くん、大人になった朝市役の窪田君と顔は似てないけど、素朴な雰囲気がそっくりなので、久しぶりに66話で見てテンション上がりました。
あんたじゃなきゃダメどう
あんたも花の事が好きなら
花の気持ちこぴっとうけとめてやってくりょまだわからんだけ
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」89話
おらじゃダメじゃ
あんたじゃなきゃダメどう!
東京に来た朝市が、村岡英治と並んでカフェに座って会話をする中で話したセリフです。
村岡さんに「あんたに言っておきてぇことがある」と切り出して、花が甲府で英英辞書を投げ捨てようとしたことを伝えます。自分が子供のころから知っている花とは、今は違っている。そうなったのは、村岡さんのせいだと。
自分もずっとずっと花の事を思っていたし、お嫁さんになってくれたら、と思っていたのに。
「おらじゃダメじゃ!あんだじゃなきゃダメどう!」と叫ぶ姿に、涙が止まりませんでした。
この会話をきっかけとして、村岡英治は花に思いを告げて結婚へと進むわけですから、朝市はキューピッドでもあるわけで。
花のことをわかりすぎる朝市、せつなすぎる…。
ついでに言うと、そんな朝市の気持ちをまったく気づいていない花は、鈍感すぎる(笑)
楽しいことがありゃあ、笑っちもう生き物だ
ふんだけんど人っちゅうのはやっぱり腹はすくし
楽しいことがありゃあ笑っちもう生き物だ。けがが治るみてえに自然と、心のつらさもよくなる。
ふんだから、かよちゃんも…きっとでえじょうぶだ!
引用:NHK連続テレビ小説「花子とアン」108話
関東大震災で愛する恋人を亡くした、かよのとなりに座り、朝市がぽつりぽつりと話した言葉。
自分の父親が亡くなったときの気持ちを母親が話してくれた、というエピソードを話しつつ「かよちゃんも、きっとでぇじょうぶだ」と伝えるのです。
感情をどこかにおいて来てしまって、ご飯も食べない、時間が止まったままだったかよをそっと励ましてくれます。かよにとって、朝市は幼馴染でもあり、その言葉につらすぎる気持ちがふっと癒されたんだと思います。
朝市って、本当に、全方位に優しい、思いやりのある人だなと。ずーっとそんな調子で、花たち家族を見守って、陰から支えてくれる存在なのです。
最後に
花子とアンに登場する朝市の名言をピックアップしてまとめました。
甲府の花の家とは家族ぐるみでの付き合いがあり、小さいころからいつもそばにいた朝市。
花の事を好き、という気持ちを伝えることはなかったし、気づいてすらもらえなかったけど、ドラマ全編にわたって、いつも見守り、背中を押してくれる姿にファンが多かったのもうなずけます。
余談ですけど、窪田正孝さんがA-Studioという番組に出演したときのこと。
鶴瓶さんが窪田正孝という名前を聞いてもピンとこなかったのに、朝市役をやってた人ですよ、と聞いたら「朝市か!!ええやつだったよな」とすぐに分かったくらい。
とにかく、花子とアンの中で1,2を争う大人気の人物でした。スピンオフ作品も作られたくらいですしね。
今(2021年1月~9月)、花子とアンは再放送をしていますが、全ての話を一気にどんどん見たい!という人は、NHKオンデマンドで見れます。
NHKオンデマンドは、U-NEXTで契約すると、実質0円でお試しできます.
また、朝市のスピンオフはTSUTAYA DISCASでレンタルできるので、興味があったら見てみてください。おすすめです♪